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山菜のような“ほろ苦さ”と味わいの濃さを持つ
そのまま干した あつばアオサ
【REPORT】
EAT & MEET SEA VEGETABLE
インタビューシリーズ
「未来の海藻のつくり方」VOL.1
2024年6月11日、ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)を生み出し、世界が認めるレストランの一つとしても知られるnoma(ノーマ)が手がけたハンバーガー・レストラン「POPL Burger」とシーベジタブルが、同年4月に開催したワークショップに続き、一夜限りのポップアップを行いました。
>*ワークショップの様子はこちら かつてから親交のあるPOPL BurgerのヘッドシェフToni氏とその仲間らと共に、この日のために作ったメニューは、計6品。 デンマークでは、食材が一年の中で最も豊富な時期とも言われる春。コペンハーゲンで採れる旬の地域食材をふんだんに使用しながら、シーベジタブルの海藻はもちろん、北欧で採った現地のウィングドケルプ(わかめ)なども取り入れ、この日限りの特別メニューを提供しました。
- Chicken wing and habanori - Seaweed salad with hiiki and suna - Monkfish sandwich and aonori - Summer cabbage and Norwegian winged kelp - Apple and tosakanori - Chocolate, Danish strawberries and aonori
メインとなったハンバーガーは、アンコウと香り豊かなすじ青のりを掛け合わせたフィッシュバーガー。
青のりしょうゆの粕と一緒にマリネし、しっかりと旨みを移したアンコウを炭火でじっくりと焼いたら、周り一面にすじ青のりをたっぷりと纏わせて。
香ばしさ感じるクリーミーなソースと一緒に、すじ青のりをふりかけたバンズに挟んだ、まさに、すじ青のり尽くしなバーガーに。
「口に運んだ瞬間からすじ青のりの香りがふわっと鼻に抜ける」「どこを食べてもすじ青のりの風味が広がる」、そんなスペシャルバーガーに仕上がりました。
POPLチームとシーベジタブル、日々それぞれ異なる視点から食と向き合う両者の発想やこれまでの経験が掛け合わさって生まれたメニューの数々。さらに、4月に行ったワークショップで海藻への関心や理解を互いに深め合ったからこそお届けできた内容でもありました。
料理を追求する方々にとっても、まだ出会っていない美味しい食材。その一つがまさに、「海藻」かもしれません。
これまであまり見向きもしなかった食材が、じつは面白くて、美味しい。そんな新しい発見や体験を、この機会にPOPL チームと共にできたことを嬉しく思います。