海藻を育て、技術を生かし、人をつなぐ。パナソニックとシーベジタブルが描く、「巡る」社会
SEA VEGETABLE SPECIAL TALK
シーベジタブルは、海藻の研究・生産や食文化の開拓にとどまらず、多様なパートナーと共に海藻で、海も人もすこやかになる社会を目指しています。本連載『SEA VEGETABLE SPECIAL TALK』では、企業や料理人、自治体や行政など、領域を超えて想いを共にするパートナーをお迎えし、これからの海や食、そして暮らしの未来について深掘りしていきます。

海藻がつないだ二人、八重洲で再会。パナソニックとシーベジタブル、共創のこれまでとこれから
パナソニック ホールディングス株式会社 グループCTOの小川立夫さんを、東京・八重洲の「シーベジスタンド」にお招きしました。この日のために、本社の大阪・門真から足を運んでくださった小川さん。シーベジタブル共同代表の友廣裕一が迎え、海藻をきっかけにつながった二人のこれまでを振り返りながら、ゆっくりと言葉を交わしました。出会った頃のこと、一緒に取り組んできたこと、そして、それぞれが仕事をするうえで大切にしていること。久しぶりに顔を合わせた二人の対話は、穏やかに始まり、次第に熱を帯びていきました。
今回のゲスト:小川立夫さん
パナソニック ホールディングス株式会社 執行役員 グループCTO
おがわ・たつお●兵庫県出身。1989年、松下電子部品株式会社に入社。デバイス・材料の研究開発や技術戦略、生産技術などに携わり、2021年よりパナソニックグループのCTOを務める。2040年の社会とくらしを見据えた「技術未来ビジョン」を掲げ、未来のありたい姿から技術開発を考える取り組みを推進。シーベジタブルとは、社員食堂での海藻メニューの提供や、画像解析技術を活用した海藻生産の実証など、食と技術の両面から共創を進めている。
「一緒にやれたら面白い」—— 食と技術の共創
——「今日は暑いですねえ」と、汗を拭いながらやってきた小川立夫さん。この日、都内は猛暑だった。そんな暑さをやわらげようと、友廣が「海の塩ミルクアイス」を差し出した。
友廣 これで、まずは一息ついてください。高知県室戸市の海洋深層水の塩を入れたミルクアイスにすじ青のりが乗っています。
小川立夫さん(以下、小川) うわあ、このタイミングに嬉しいな。(一口食べて)うん、うまい。相変わらず、すじ青のりがいい仕事してる。

高知の塩が効いたミルクアイスに、すじ青のりを合わせて。キャラメルナッツと楽しむシーベジスタンドのメニューです。
友廣 小川さんに初めてシーベジタブルの海藻を食べていただいたのは、いつでしたっけ?……たしか小川さんに初めてお会いしたのは、2022年に奈良県立図書情報館で行った「BOOK, TRAIL」という本と人生をテーマにしたイベントでしたよね。
小川 そうそう。西村佳哲さんとの縁で呼んでもらって、バックヤードで登壇者のみなさんとランチをご一緒したんですよね。
友廣 その時は、小川さんとはあまりお話できなかったんです。その後、事業を進めるなかで技術系のパートナーを探していたときに、「パナソニックには面白い人たちがいる」と聞いて。それで小川さんを思い出し、西村さんに、小川さんをご紹介くださいってお願いしたら、「いいけど、小川さんはグループCTO(グループ最高技術責任者)だからね」って。そんな偉い人だったのかって、ビックリしたんですけど(笑)。そこからお会いしたのが、最初でしたね。
小川 大阪府門真市にあるうちの会社に友廣さんと蜂谷さん(シーベジタブル・共同代表)に来てもらって、海藻についてのレクチャーを受けながら、シーベジタブルの海藻を口にしたのが最初だったと思います。
友廣 奈良のイベントで出会ってから、わりとすぐのタイミングでしたよね。2022年でした。
小川 最初に話を聞いたときは、すごいことをやってるなと思ったんですよ。うちの会社でも環境への取り組み※を続けてきて、その先に「ネイチャーポジティブ」をどう実現するか考えていたところでした。
ちょうどそんなことを考えていたところに、海藻を育てることで浜を復活させたり、海の生態系をもう一度豊かにしようと真正面から取り組んでいる人たちが目の前に現れた。それなら、パナソニックが持っているロボットやカメラやセンサー、AIを組み合わせたセンシングの技術で何かお手伝いできることがあるんちゃうか、一緒にやれたら面白いなと思ったんです。同時に「これ、おいしいから、みんなにも食べてもらおう」となった(笑)。
※パナソニックは、1991年から独自の環境対策「環境管理基本方針(松下環境憲章)」を制定。次いで1993年には環境宣言を制定した。
友廣 僕らとしたら、食べてもらうことが第一歩なので、ありがたいことでした。
小川 一度、シーベジタブルのパートナーシェフ・岡田大介さんにうちの会社のキッチンに来てもらって、海藻を使ったランチをつくってもらったんです。それから、技術部門などの社員や食堂事業者の担当者が集まったタイミングで、友廣さんにプレゼンをやってもらったんです。その時のプレゼンがまた絶妙で。「海苔ってタンパク質の含有量がすごく多いんですよ」という言葉が出た瞬間、会場のみんなが「そうなん?」と一斉に食いついたのをよく覚えています(笑)。
そうしたこともあって、本社や各拠点の社員食堂で、シーベジタブルの海藻を使った特別ランチを出すようになりました。これが結構好評でね。いつものランチより少し値段が高くても、そっちから先になくなるんですから(笑)。

社員の健康と環境に配慮した「フレンドリーメニュー」例。2025年度は31食堂 2,918食を提供した。フレンドリーメニューをきっかけに、提供拠点数が2拠点から31拠点に拡大し、2026年度も共通メニュー化を実施した。
「まず、うちからやったらええわ」—— 社員食堂から始まった挑戦
―― アイスを食べ終えた小川さんは、椅子に深く座り直した。
友廣 社員食堂で海藻を食べてもらうというのは、実は僕らもずっとやりたかったことなんです。海藻は体にも環境にもいいし、地域に仕事も生まれる。でも、新しい食文化をつくるのは簡単じゃない。その点、社員食堂には毎日何千・何万人という動線がすでにある。そこで海藻を食べてもらいながら、なぜ僕らがそれを育てているのかまで知ってもらえる。どこからアプローチしたらいいかわからずにいたとき、小川さんに話したら「それ、ええやん。まずはうちからやったらええわ」と言っていただいて。あれは、本当に大きな一歩でした。
小川 パナソニックも100年以上続いてきた会社なので、次の世代を担う人たちに、僕らが積み上げてきた信用や信頼を使ってもらえたらと思っているんです。「パナソニックの社食でやっています」と言うだけでも、まだそれなりの説得力がある。それが、先輩企業の務めやと思っていて。実際、僕らも岡田さんの料理や社員食堂を通じて、海藻のことをたくさん学ばせてもらいました。青のりがこんなに香りがいいなんて、食べてみるまで知らなかったんですよ。
友廣 口にして初めて分かってもらえるんですよね。サステナビリティや環境問題って、自分から遠い話で終わってしまいがちで。
小川 そうやね。理念から入っても、なかなか進まない。人間って食べるものでできてるから、まず「おいしい」「体にもいい」というところから入ることで、その先にある海や環境の問題を知ってもらえる。大きな理念を掲げるより、そういう身近な体験から始まるほうが、自然なんちゃうかなと思います。
ものづくりの技術を、海藻へ—— 画像解析で挑む陸上栽培の未来
—— 話題が技術に移ると、小川さんの口調が一段と弾む。友廣も、その言葉をひとつひとつ受け取るように耳を傾けている。
友廣 創業者の松下幸之助さんは「塩の辛さは、なめてみてはじめてわかる」※という言葉を残されていますよね。今の話にも通じる気がします。パナソニックは2018年に創業100周年を迎えていますが、小川さん自身、長い歴史を持つ会社で技術に携わるなかで、大切にしてきたことってありますか?
※『道をひらく』松下幸之助著・PHP研究所刊より
小川 やっぱり「水道哲学」※は大きいと思います。松下幸之助が、日本がまだ貧しかった時代に、物資を水道の水のように安く、潤沢に、あまねく世の中に行き渡らせることができれば、貧困に打ち勝てるんじゃないかと考えたんです。それが生産者の役割や、と。ただ、今はもう、大量につくって、大量に消費して、大量に廃棄すればいい時代ではない。だから、水道哲学も今の時代に合わせてアップデートしていかなあかんと思っているんです。
※「水道哲学」とは、1932年に創業者・松下幸之助氏が全従業員を集め事業の使命を明示した「所主告示」に記された考え。
パナソニック ホールディングス株式会社HP「100年の歩み」より
友廣 そう考えると、今の時代にパナソニックが社会に行き渡らせていくもののひとつが、「技術」なのかもしれないですね。僕らも実際、パナソニックが培ってきた技術に助けてもらっていますから。
小川 それもありますよね。シーベジタブルさんとの協業の話をすると、画像解析システムがそうですね。パナソニックはテレビやDVDで培った画像技術に加えて、工場でもカメラやAIを使った外観検査を行っています。画像から状態の良し悪しを判定するのは、僕らの得意分野なんです。それを海藻の養殖にも応用できるんちゃうか、と。水槽をカメラで撮影して、海藻の色や集まり方を画像から解析すれば、よく育っているのか、そうでないのかがわかるかもしれない。そんな仕組みを一緒につくれないかと、実証を進めています。
友廣 パナソニックのみなさんには、「SEA VEGETABLE Co Creation Project」 (以下、CCP)※を通じて海面の生産拠点にも来ていただきましたし、陸上栽培拠点にカメラを設置するために何度も足を運んでくださってます。僕らとしては、そこまで現場に入って一緒に考えてくださるのが、すごくありがたくて。実際に現場を見て、みなさんどうでした?
※「SEA VEGETABLE Co Creation Project」(シーベジタブル・コ・クリエーション・プロジェクト)……海藻の栽培・研究・食を起点に、海の生態系回復(ネイチャーポジティブ)と新しい海藻産業の創造を目指し、複数の企業が業界を超えて連携・協働する企業向けのプログラムのこと。
小川 実際に現場に行った技術者の松村浩一が言ってたんですけど、まず驚いたのが、海藻の栽培って想像以上に人の経験や手作業に支えられていることだったそうです。天気も水温も気温も毎年違うなかで、海藻の状態を見て判断していく。蜂谷さんなんて、見ただけで「海藻が何を言ってるかわかる」くらいの感覚がある(笑)。でも、その熟練者の感覚を少しでもデジタルに落とし込めたら、もっといろんな場所で、たくさん栽培できる可能性がある。そこは、僕らがものづくりで培ってきた技術を生かせるところやと思っています。

パナソニックと共同開発する画像解析システム
——ここで、同席していた松村浩一さんが「僕もひとついいですか」と、話に加わってくれた。
松村 僕自身は、シーベジタブルのみなさんとは「ものづくり」というところで、すごく共感するものがあるんです。僕らは比較的予測できるハードウェアをつくっていますが、シーベジタブルさんが相手にしているのは、予測できない生き物や自然。そんな難しいことに、あえて挑んでいる。その勇気やチャレンジ精神は、僕らも学ばせてもらいたいなと思っています。「製造業」と「海藻の生産」って、ジャンルとしては遠いですよね。だからこそ、このかけ合わせから何か面白いものが生まれるんじゃないかって感じています。
小川 松村さん、CCPでめちゃくちゃ楽しそうやったもんな(笑)。
松村 恥ずかしい……(笑)。

CCPの西伊豆合宿の一コマ。松村さんは、合宿で得られた気づきや今後の展開について、参加者の前で楽しそうに熱く語った。
「いい仕事」が、思わず生まれてしまう場所——合唱から学んだ人の育て方
—— 小川さんの手が空を描く。話が深まるにつれて、その身振りも大きくなってきた。友廣も、いつの間にか身を乗り出している。
友廣 こうして振り返ると、今日の話って人の名前がたくさん出てきますよね。僕らをつないでくれた西村さんがいて、社食では岡田さんがいて、CCPでは松村さんが現場に入ってくれて。以前、小川さんがCCPの報告会で登壇いただいた際にも、参加した人たちの「笑顔」について話されていたのが、すごく印象に残っているんです。小川さんって、その人が何を感じて、どう考えて、どう動いているのかを、よく見ている方なんじゃないかな、と。人と一緒に仕事をするとき、どんなところを見ているんですか?
小川 企業にとって一番大事な仕事は「人を育てること」やと思っています。実は僕、高校、大学の頃からずっと合唱をやっていて、長いこと合唱団の指揮者もしているんです。どういうときに人は「いい声」が出てしまうのか。指揮者がうまく振ったからじゃなくて、みんなの呼吸が合って、思わずいい声が出てしまう瞬間がある。そのとき、そこにふっと感動が訪れるんですよね。
それを会社に置き換えて考えるようになったんです。与えられた仕事だからやっているときと、「これは自分が本当にやりたいことでもある」と思ってやっているときって、見ていたらわかる。松村が現地まで出かけていくのも、もちろん仕事として頼んでいる部分はあります。でも、それを超えて、自分のなかに「やりたいこと」が見つかったんやと思うんです。そういう笑顔で仕事をする人が増えるように、グラウンドを整備する。それが僕の役割なんやろうなと思っています。
友廣 合唱の指揮のお話、面白いです。みんなの呼吸が合ったときに、思わずいい声が出てしまう。僕も、自分の役割は、いろんな人が持っているエネルギーをうまく合わせていくことなのかもしれないなと思いました。シーベジタブルでは、蜂谷が「こんな未来をつくりたい」という強いビジョンを持っていて、僕はその世界観の一番のファンなんです。自分のためには声を上げられないけど、「蜂谷が見ようとしている世界、めっちゃいいから一緒にやりましょうよ」なら、遠慮せずに言える。それが僕らの関係性の強みだと思っています。
小川 僕も、この立場になって思うのは、自分のためだけに働くって難しいんですよ。自分が何の役に立っているのかって、自分のなかだけでは見つけられない。それよりも蜂谷さんが見ているビジョンに、自分がどれだけ乗っかれるかなんじゃないかと思うんです。

水道哲学を、いまアップデートする —— 2040年へ巡らせたいもの
—— 目の前の仕事について語っていた二人の視線が、いつしかその先へ向かっている。話は、2040年の社会へ。
友廣 さっき、水道哲学は今の時代に合わせてアップデートしていかなあかん、とおっしゃっていましたが、小川さんのなかで今の時代の「水道哲学」って、どんなものなんでしょう?
小川 僕のなかでは、水道=「巡る」というイメージなんです。数年前に、社内で「技術未来ビジョン※」というものをつくりました。2040年にどんな世の中にしたいのか、次の世代にどんな社会を手渡したいのか。そこから逆算して、今やるべきことを考えたんです。そこで掲げたのが、「一人ひとりの選択が自然と思いやりへとつながる社会」です。その社会を、僕らは3つの「巡る」で考えています。
※技術未来ビジョン
友廣 具体的には、どんなものなんでしょう?
小川 まず、資源やエネルギーが、無駄なく必要なところに巡っていく。これはわかりやすいですよね。2つ目は、仕事や家庭のなかで、一人ひとりが「自分の生きがいってこれだな」と思えることが巡っていくこと。3つ目は、自分自身が健康で、心に余裕があって、他人にもちょっと優しくできる。そういう思いやりが人から人へ巡っていくこと。この3つが、僕のなかでは同じ「巡る」なんです。
友廣 資源も、生きがいも、思いやりも、全部「巡る」んですね。
小川 そう。一見バラバラに見えるけど、全部つながっている。水の代わりに、資源やエネルギー、生きがいや思いやりが社会のなかを巡っていく。それが、今の時代の新しい水道哲学なんちゃうかなと思っています。我々の技術開発も、何らかの形でそこにつながっていく。カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を実質ゼロにする取り組み)やサーキュラーエコノミー(資源を循環させ、廃棄を減らす経済のあり方)はもちろん、その先にはネイチャーポジティブ(自然を損なうのではなく、回復させ、増やしていく考え方)も大事なテーマになってくると思っています。
友廣 それって、シーベジタブルが海藻を通してやろうとしていることとも重なる気がします。海の環境を豊かにすることも、地域に仕事をつくることも、そこで育ったものを誰かが食べることも、全部が巡っていく話なので。

2040年、海藻が「当たり前」になる未来へ
小川 友廣さんは、2040年にどんな社会を見ていますか?
友廣 僕は、海藻はこれから間違いなく人類の選択肢のひとつになっていくと思っています。栄養価が高く、サステナブルに生産できて、食用だけでなく肥料や飼料、医療資材や繊維といった用途でも研究が進んでいます。2040年には、海藻が野菜と並ぶような当たり前の存在になっている。そんな未来は絶対にあると思っていて。日本がこれまでリードしてきた分野だからこそ、僕らだけじゃなく、いろんな企業や人の力を掛け合わせながら、オールジャパンでその可能性をつくっていけたらと思っています。
小川 今日あらためて思ったのは、やっぱり最初に大きなビジョンがあることの大切さです。蜂谷さんが大きな志を掲げて、友廣さんがそこにいろんな人を巻き込んで、松村みたいな人間が「やってみたい」と動き出す。そうやって一人ひとりの思いが巡って、大きなものになっていく。僕らもその一員として、一緒に未来をつくっていけたらと思っています。

この日の小川立夫さんとの対談には、大阪・門真から松村浩一さん(写真右から2人目)、和田淳志さん(写真右)、東京の事務所から森本高志さん(写真左)がかけつけてくださり、補足やそれぞれの想いを共有していただく場になりました。
パナソニック ホールディングスとシーベジタブルは、パナソニックが長年ものづくりで培ってきたロボットやIoT、AI画像解析をはじめとする先進技術と、シーベジタブルが持つ海藻栽培の知見を掛け合わせ、本取り組みを通じた社会課題の解決やネイチャーポジティブの実現を目指す共同実証に取り組んでいます。生産現場では、熟練者の感覚や判断をデジタル技術で可視化・解析する生産効率向上システムの開発を推進。さらに食の側面においても、パナソニック門真本社をはじめとする全国各拠点・30箇所以上の社員食堂において、社員の健康と環境に配慮した海藻メニューの継続的な導入・提供を実施しています。技術と食の両輪から多角的・継続的な共創を深めることで、持続可能な海の未来と新たな海藻産業の創造を目指しています。


![[2026 Kumamoto Earthquake Relief Support Product] Atsuba-Aosa](http://seaveges.com/cdn/shop/files/PXL_20220218_022131966.PORTRAIT_{width}x.jpg?v=1774599758)




![Sea Pound Cake -Suji-Aonori-[Cannot be bundled with other products/Domestic Shipping only]](http://seaveges.com/cdn/shop/files/DSC08213_{width}x.jpg?v=1751248830)